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『FIGU特別公報』第4号(速報版)
どうしてそのようなことがあり得るのか? とんでもない嘲り

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どうしてそのようなことがあり得るのか?
とんでもない嘲り

どうしてそのようなことがあり得るのか?

 あらかじめ次のことを言明しておかなければならない。すなわち、多くのスイス人や他の国の人間は、国家権力者とその忠誠な臣下、隷従者、代理人および命令執行者のせいで弊害が生じても、戦争が勃発しても、その他人間およびその生命と権利に対して軽蔑に値する策謀と不正が行われても、中立的で非政治的な人間は自分の意見を述べてはならないという間違った考えを抱いている。そうした国家による災厄や犯罪などに対してなされる意見表明は政治的な性格のものであるなどと主張する者は、頭がい骨のどこかに穴があいているか、頭が豆殻のように空っぽであるかのいずれかだ。人間は誰しも、悪害や弊害を回避して、すべてをより善いものに向かわせるために、政府とその追従者の誤りを指摘する権利がある。それは義務でさえある。しかもこれは本当に政治とは全く関係なく、責任ある人間が無責任な人間に、賢い人間が愚かな人間に道を示し、善と平和、自由と進歩について教化することである。大方の統治者とその追従者は、自分たちは大きなスプーンで知恵をすくって食べており、最も賢い者であると信じているが、現実はその反対であることを証明している。そしてまさしくこのことは難癖屋や批判家や知ったかぶりにも当てはまる。彼らは市民の自由な意見表明を政治的な発言として罵倒しなければならないと思っている。しかしそれは、多くの誤った統治者やその賛同者と同様、彼ら自身も善良な市民の義務が何であるかを少しも知らないし、世界はまさにあらさがしと知ったかぶりから生まれた自分たちの大口の戯言を待っていたと信じているからだ。

 私はちっぽけな1人の人間として我々の地球と人類の未来を非常に心配して見つめている。そして私は何度も自分に問いかける。どうして「世界の警察」として振る舞うアメリカのような国が、全地球と人類の存在を危うくする戦争を、他のすべての戦争と同じく決して絶対に正当化されない戦争を開始するというようなことがあり得るのか、と。そしてこの国の責任者たちは彼らの原始的な戦争の脅しを現実とならしめるために、他国とそれらの権力者や国民などについて途方もない嘘を捏造し、そして軽蔑的な笑みを浮かべながら、自分たちはいまさら撤退して面子を失うようなことはできないし、そのうえ何十億ドルという莫大な金を戦争のプロパガンダと準備につぎ込んだということを世界の人々に知らせるのである。こうした言葉だけでも、その中にいかに生命と人間を蔑視した、全能ぶった残忍な心情が潜んでいることか! そしてそのような行為によって何千、何百万という無実の人間が命を落とすかほとんど計り知れないのである。とりわけアメリカの権力者たちが信心ぶって唱える「神の愛と導きと正義」は一体どこにあるのか。それはこれら無責任で、権力と金銭と血に飢えた国民指導者により、それらの貪欲と権力欲、名誉欲と復讐欲のためにばらばらにされたのか。もしそのような神が存在したなら、これらの下賎でかすのような責任者はみな地獄の最も深い奈落に追いやって、そこで最後の審判の日まで業火であぶり、そうして誠実な人間が地球上で平和と自由のうちに生きられるようにすることだろう。

 世界中に知れわたったアメリカの無責任きわまりない種々の権力者と、その他の名前はおおやけになっていないが、間違いなくこのような犯罪に加担しているその他の者たちは、白人とは異なる肌の色をした人種に由来している。白人と同じように彼らもまた昔から戦争や殺戮や破壊を肯定して、復讐と報復を求めて吠えているが、他の国々の多くの犯罪的な権力者とその成員や純然たるテロ組織の指導者も同じである。しかし、かつてアメリカから抑圧された者たちの遠い子孫であり、今日政府内で極めて重要な役割を果たしている彼らは、自分たちの先祖が白色アメリカ人とその政府の支配下でどのような拷問や苦しみや死を被らねばならなかったか忘れてしまったようだ。まだそれほど遠くない過去に、アメリカに住む有色の先祖は奴隷として扱われて酷使され、犯罪者やたちの悪いならず者として、思い上がった白人から迫害され、全身にタールを塗りつけて羽毛で覆われたり、拷問を受けたりして残酷にも殺されたのである。だが、今日彼らの多くの子孫は明らかにそうしたことから全く何も学ばず、自分たちの先祖が体験した恐ろしい苦悩をすべて忘れ去ったらしい。さもなければ、いまこの現在かつて迫害を受け殺害された者たちの遠い子孫が、みずから迫害者、戦争扇動者、復讐者、殺人者になるということがどうしてあり得ようか。彼らは臆病な不安と、彼ら自身のうちにも沸き起こった権力欲に駆られ、かつて自分たちの先祖を苦しめた白人と結託して、いまや同じ暴力を他人に向けるが、本当の敵が自分たちと同じ巣にいることを知らないのである。

 抑制できない金銭欲と権力欲を合わせ持った彼らは、今日白人の支配者や権力亡者に合わせて吠え立て、これらと一緒に彼らのうちで言葉の真の意味における堕落に目覚めたように、罪もなく殺された人々の死骸を踏み越えて進むのである。金銭、権力、欲望と石油、そして惑星地球のその他のすべての資源が、世界の権力者と、彼らに服従する狂信的な信奉者に、おそらくまだある人間性、名誉および尊厳の最後の残りさえも忘れさせるのだ。これら罪ある者たちはせっせと武装する一方で、他国に戦争を仕掛けては武装解除させ、強欲にもその地下資源を奪い取り、国を併合し、そして世界の警察および人類の救済者を気取る。それはアメリカとその権力者との間で昔からやられてきたことであり、これからも続くであろう。そしてそれは、人類がついに一致団結して、誇大妄想狂や権力亡者、そして凶悪な無責任者に分をわきまえさせ、彼らを解任して生涯追放するのでなければ、これからも変わらないだろう。だが、これはアメリカだけでなく、権力者とそれらに隷従する狂信的な信奉者、および彼らの命令と策謀と活動により、往々にして掛け替えのない人間の成果が破壊されたり、殺戮が行われたり、住民や世界に対するテロが敢行されたりしている地球のすべての国に例外なく当てはまるのだ。しかしまたこれはあらゆる種類の単独テロや、組織テロの関与者や、実行者にも等しく当てはまる。無責任で権力欲の強い地球の多くの権力者は、頭が豆殻のように空っぽで原始的であるだけでなく、全く愚鈍であり、誇大妄想と狂気に陥っているか、途方もなく狂っており、明瞭な思考、理解力および理性を持ち得ないのである。したがって彼らは自分たちの恥知らずで犯罪的な行動によって核戦争や第3次世界大戦を呼び起こしかねず、その結果自分たちも滅びるかもしれないなどと推し量ることができないのである。彼らはその原始的な愚鈍さのゆえに、そのようなことに関心がない。なぜならば、愚かな彼らにはそこまで考えが及ばないからである。こうして彼らは、たとえば「もし我々が石油やその他の資源などを手に入れなければ、他の国もそれらを利用できない」などという軽薄なモットーに従って勝手な振る舞いをするのである。

 しかし責任感の欠如した責任者は、地球人が自分たちの惑星をあとどのくらいの期間、石油やその他の資源のために採掘できるかについても考えない。しかし信頼できる調査によれば、利用可能な石油資源および天然ガス埋蔵量はわずか25ないし35年、あるいは多くて50年しかもたない。その他の資源もゆっくりと、だが確実に使い果たされるであろう。すべて使い果たされたとき、地球のすべての国もそうだが、とりわけアメリカはいったいどこで石油やその他すべての地下資源を手に入れようとするのか。気違いじみた戦争によって、その他のテロによって、権力と政治の陰謀や、政治的および宗教的な狂信主義によって地球の人類を窮乏と悲惨な状態に陥れ、場合によってはこの惑星を破滅させる代わりに、もうそろそろ技術的な進歩を利用して代替エネルギー源などを開発することが有意義ではあるまいか。それによって経済が再び活性化するということも、小さな副次的効果として挙げておこう。しかしこれら地球の罪ある無責任な権力者たちは、無分別、報復欲と復讐欲、憎しみ、世界支配の欲望にかけては際限がない。ここでもまた地球上の他のすべての国や国家権力者に先立ち、とりわけみずからを全能と信じる支配者の、権力と世界制覇の欲望に駆られた振る舞いをするアメリカが筆頭に挙げられる。が、まさに他国を併合したり、戦争を仕掛けたり、他国の内政に干渉したり、戦争や諜報機関の策謀によって何百万という罪のない人間を殺害したりすることにかけて、昔も今もアメリカの右に出る者はいないのだ。しかしアメリカは自分で思っているほど強大ではないので、アメリカが干渉したところではどこでも、たいてい最後には敗北を認めざるを得なかった。そしてアメリカが外国でのさばっているところでは、ひどい暴力と、当事国の背信的な政府に対する何十億ドルという賄賂でのみ地歩を固めることができるのである。なぜならば、アメリカは本当は望まれていないし、当事国の不実な権力亡者もアメリカの賄賂で利益を得ることによって金持ちとなるからだ。アメリカは他の国々とその権力者の「友情」を、たいてい邪悪な暴力か、または何十億ドルもの法外な金額で買収する。その金で買収される腐敗した連中はいずれも、何らかの利益を手にすることができさえすれば、自分自身の両親や子供さえも死に追いやるのである。そしてとりわけそのような下賎な輩を、アメリカの権力者たちは鋭く嗅ぎ分けるのだ。彼らにとってはいかなる犯罪的な手段を使おうと自分たちの目標を達成できさえすれば、罪もなく殺害された何百万という人間の死体など全くどうでもよいのである。その場合、彼らは途方もない犯罪を犯すだけでなく、残酷な戦争犯罪をも犯すのであるが、それも彼らにとっては顧慮に値しない。というのも、自分たちが権力を維持できて勝利者になりさえすれば、重罪人として法の裁きを受けることはないからである。敗北者だけが告発され、裁かれ、処刑され、みずからを勝利者として宣言できる犯罪者は英雄として祝福され、称賛されるのである。

 イラクのことを考えてみよう。イラクは地球上で石油資源が最も豊富な、それゆえ最も重要な国の1つであり、アメリカにとって特別重要な意味を持っている。アメリカは地球上の他のどんな国よりもイラクの石油を必要としている。ここでもアメリカがこれまでに干渉してきた他のすべての外国のケースと事情は同じである。すでに1991年の湾岸戦争では、アメリカは金銭と権力と石油のために、罪もない多数の人間の死骸を、しかも自分の国と国民の人間や兵士の死骸をも踏み越えて進んだ。イラク人は屈するどころか、全くその反対だった。彼らは「聖戦」を叫び、アラーの名のもとに祖国を守り、防衛するために自分自身の尊い命を捧げた。彼らの防衛にはテロ攻撃や自殺攻撃も含まれた。そしてアメリカ人と同じように、彼らもまた罪のない犠牲者を出すことをためらわなかった。それからオサマ・ビン・ラディンがテロリストの親玉として登場した。彼はアフガニスタンでロシアと戦うためにアメリカ人の手で戦士として教育され、ありとあらゆる戦争道具や武器を支給された。しかし他の多くの所と同じくここでも背後から撃たれるはめになったのである。オサマ・ビン・ラディンは反米主義のテロリストとなり、その宗教的、政治的な狂信主義のせいで、みずからをアメリカとすべての非イスラム教徒に対するアラーの復讐の天使と見なした。そして彼は狂信的な同志を自分の回りに集め、彼らをアメリカに立ち向かわせた。こうして世界中に広がる彼のテロ組織アルカイダは、アメリカに同調する非イスラム教徒であるすべての人間と国々にとって、危険極まりないものへと成長した。このようにして2001年9月11日、ハイジャックした旅客機を使った卑怯なテロ攻撃により、ニューヨークにある世界貿易センターの2つのタワーは灰燼に帰し、3500人以上の罪もない人間が死んだのである。この恐るべき行為だけでも、アメリカがその世界制覇の言動と世界警察の振る舞いによって、その独善と自己神格化および神の裁きの剣の自認によって、その地球資源欲によって、そして他国の併合欲によってこれまでに達成し、今後達成しようとするものが何であるかが十分に証明されたと言える。アメリカ政府にとって世界貿易センターの惨事は予想しなかったものではなく、かつての真珠湾のように、全貌を知っており、知りながら甘受したのは、「悪の枢軸」の戦争犯罪劇、アフガニスタンの急襲、そしてイラクにまつわる事柄を、嘘と欺瞞と策略と公然たる犯罪をもって開始せんがためであったことは、ここでは一切問題にしないが。

 時代や時期を問わず、侵略戦争が良い解決あるいは長期的な解決であったためしは1度もなかった。その反対に暴力は常に強制的に逆暴力を生み出し、終わりのない悪循環を招く。問題の解決などのためにいつも戦争を当てにし、世界制覇の欲望と権力欲、報復と復讐欲に駆られているすべての罪ある政府とその低能な味方は、自分たちの原始的で、人間に相応しくない、犯罪的な振る舞いによって全世界および全人類に何を引き起こすかを全く自覚していないのである。多くの人間もただ戦争の嵐によって自分たちのエネルギーに関するすべての懸念やその他すべての問題を免れることができると思っている。そして全くの気違いか狂人は、戦争そのものによって世界中のテロ分子を殺して根絶やしにし、さらに国際的なテロ細胞を破壊し、それによってすべてのテロリズムを封じ込めることができるなどと信じている。しかしこのように考え、感じ、行動する、犯罪的で軽薄な権力者は、戦争、殺戮、困窮と悲惨の拡大により、罪のない無数の人間に対して、また破壊という点ではるかに大規模なテロリズムを行っているのであるが、彼らはこれを理解できるほど十分な知性を持ち合わせていない。とんでもないことだ。そのような軽薄な暴力行使によっては、世界中で人間の思考や感情は復讐思考および復讐感情になるからである。そしてまさにこれこそがすでに遠い昔から、とりわけアメリカと、アメリカを助け、アメリカに対して万歳を叫ぶ他の世界に対して敢行されていることなのである。

 戦争やその他のテロが行われると、被害者や、友人や、生存者や、遺族の間に憎しみや、復讐と報復の思考および感情が生まれ、すべてが際限なく掻き立てられて増大し、しかもすべてがひどくなればなるほど長く持続する。こうして被害者とその友人によっても戦争やテロが引き起こされ、それがまたもや新たな復讐や新たなテロを招く。しかしこのことを認識するのに必要な先見の明が責任者に欠けているか、あるいは彼らはその誇大妄想と利潤欲から単にそれを認識しようとしないだけなのである。かくして罪のある無責任な政府とその隷従者や、テロ組織または単独のテロリストたちの厳しい支配下では、地球人がいつも新たに起こる戦争やテロ攻撃を恐れることは至極当然のことなのである。

 戦争やその他のテロは、さらなる戦争やテロによって止めることはできず、唯一理性と、そしてすべての民族や人種が、いかなる文化や宗教に属しているかに全くかかわりなく、平和で自由な共存を習得することによってのみ止められるのである。しかし地球上の人類の間でそのような状態が、国家を運営する地位にあって残酷で支配欲に駆られた権力を行使して、戦争とテロによって何百万もの罪なき人々を死に追いやる無責任で犯罪的な分子によって実現されることはあり得ない。すべてを良くできるのは国民自身のみであり、しかもそれはあらゆる国の無責任で、恥知らずで、良心のとがめを知らず、独善的で、犯罪的なすべての権力者を解任して、謙虚に唯一市民と人類の幸福のために、真の平和のために、そして実効的な自由のためにのみ国民の意志を行使する、中立的で有能な国民指導者に置き換えることによって可能である。

 地球上の諸民族が、権力者とその隷従者や手先の支配下に置かれてからこのかた、地球のすべての民族の人間はぬけぬけと嘘をつかれ、欺かれてきたので、ごく少数の理性ある者を除き、全員がもはや真実と嘘を見分けることができなくなっている。これは新しい国家元首を選ぶ選挙にも言える。ある国々では国家元首たちは嘘と欺瞞、そして腐敗と信じられないような偽りの約束や誹謗中傷などによって権力の座に就こうとする。この場合、権力を手に入れるチャンスがあるのは、あらん限りの汚い手を使い、選挙戦に(たいてい不正な方法で手に入れた)巨額の金銭を投入できる者だけである。欺瞞選挙も日常茶飯事である。権力を渇望する種々雑多な者たちは脱税、偽装倒産、帳簿および収支の改ざん、ライバルに対するペテン、選挙運動に対する違法献金などに関してはプロである。彼らはたいてい司法関係の職業についており、そのため権力の座に就いて、それを長期間維持するために、あらゆる合法的および非合法的な抜け道を心得ている。それゆえ正直で、責任感があり、謙虚で、国民の意志に従って指導的な役割を遂行するであろう誠実な市民がそうした役職に就くチャンスは全くないのである。

 実際、無責任な権力亡者の一味は、あらゆる可能性を利用して国民をとことん騙し、本当の意図は明かさない。しかもそれらすべてはただ、一方では権力の座につくためであり、他方ではその権力を個人的な復讐を果たしたり、私腹を肥やしたりするのに利用するためである。なんという本末転倒! 思ってもみるがいい。事実、世界中の種々雑多な重罪人が全国家機構を徹底的に利用して、取るに足らないはした金のために、数万、数十万、いや数百万もの人間の命を抹殺し、それらの人間が彼らの長短さまざまの生涯に築いたものをすべて滅ぼして破壊するのである(イラク、アメリカ、イラン、イスラエル、パレスチナなどの例を見よ)。そして決して少なからぬ世界中の国家および隷従者が、これら信じがたい人類に対する犯罪において、犯罪的な人間や、権力亡者や、良心を欠いた凶悪な国家権力者に味方するのである。なぜならば、彼らの指導者も自分自身の臆病さに溺れているか、あるいは他国のもっと強い権力亡者によって、しばしば圧力や脅迫、暴力や法外な献金によってそうするように強いられたり買収されたりするからである。臆病な、あるいは賄賂のきく国家運営者は誰も差し迫っている犯罪やすでに起こっている犯罪を認識しようとして、自分自身をその枷から解き放とうとするだけの気骨がない。そしてこれら浮浪人は誰も国民や他の国々と真に一致団結して、世界に戦争やテロ、死や滅亡、困窮や悲惨、そして破壊をもたらす暴君や、権力亡者や、不遜にも自分を全能であると信じ込んでいる国家権力者に対抗する勇気を持たないし、それを必要なことだとも思わないのだ。いや、彼らは臆病と不安から、あるいは利益を期待して、恥知らずで犯罪的な国家権力者とその取り巻きに対して愛児のように振る舞い、むしろみずから進んで殺し屋となるのである。少数の国々は戦争反対の立場を取っているが、それらが少なくとも発端となって、他の国々の国家運営者と国民が責任感をもってこれに断固として続くことを期待する。責任ということに関して言えば、スイス国政府も問題になっている。スイス国政府も、明らかにある要件に関して本来合法的とは何であるかを知らないようだからである。たとえば、外国の軍隊が何らかの戦争行為に巻き込まれているときは、外国の軍隊がスイス領土の上空を飛行することを絶対に禁止しなければならないという問題を取り上げよう。このことはスイスの領空を通って衛生隊を輸送する場合にも、武器やその他の物資を輸送する場合にも当てはまる。しかしスイス国政府にとってそのような禁止は常に難しい。とりわけ申請者がアメリカやイギリスの場合はそうである。ここでも国民のみが決定できるのでなければならず、そして国民はそうした不当な要求を間違いなく拒否するであろう。なぜならば、大部分のスイス国民も戦争には反対であり、平和を求め、スイスの中立を維持しようと思っているからである。つまり実際にはごくわずかのたぶらかされた少数派のみが、祖国スイスの独立と自由と中立にハナもひっかけず、体面を汚す誤った態度で無責任にもそれらを他の国家や何らかの組織に売り渡すか、または売り渡そうとしているのである。それはスイスの国とその中立および祖国に対する裏切りにも等しい。スイスの領空通過はいかなる場合も、連邦憲法に定めたスイスの中立とは相いれない。戦争を遂行している軍隊に領空権を認めることは、あらゆる点において国の中立を犯すこと、そして戦争を遂行している外国に味方することを意味する。

 ここで唯一可能なのは、スイスの領空通過を全面的に禁止し、またこれが守られているかを厳しく監視し、必要があれば強制的な非暴力を用いることである。つまり、スイスの領空に不正に侵入する航空機は強制的に着陸させ、それらの乗組員をスイスに抑留するのである。こうすることによってのみ、スイスがその中立を維持することを保証できる。ここで、たとえばアメリカの航空機がロシアや中国の領空に公然と侵入しないのはどうしてなのか一度問うてみるべきであろう。それは、これらの国は自分たちの領空を守り、外国の軍隊の航空機が侵入すれば直ちに撃墜するという威嚇を実行に移すからである。これは過去に十分証明された。このように徹底することはスイスにとっても良いことであろう。ただし、侵入者を直ちに撃墜するのではなく、強制的に着陸させて、乗組員を抑留するのである。しかしそれはこの国の運営者にとっては過大な要求というものであろう。というのは、彼らの使命は国民の利益を守り、遂行することではなく、国内および国外で自分の利潤欲を剥き出しにして、それを前面に押し出すことのようだからである。さて、スイスの大多数の国民の真の利益は、いかなる場合も常に戦争を回避し、最初から「戦後の人道的支援」の必要がおよそないように、できる限りのことをするだけである。しかしこれが効を奏するのは、政府がその中立義務を自覚し、国民から委託された責任を担い、これに伴う義務を誠実な国民の指導者に相応しく履行する場合のみである。外国の軍隊に対して、したがってまたアメリカに対しても必要な制裁を徹底して守り、実行することが目下の急務である。決して何らかの契約を結んではならないし、外国の軍隊にスイスの中立を損なうような権利を与えてはならないのである。

 アメリカ国民もこれまで第二次世界大戦や、さまざまな(敗北した)戦争や、アメリカ軍による外国の問題への干渉からおよそ何も学ばなかったようで、大多数が自分たちの政府の復讐や併合や富を目的とした遠征を再三支持している。もっとも、ゆっくりと小規模ではあるが、あちらこちらで抵抗も生まれている。しかし世界の世論さえもなければ、そしてそうした行動によって自国の国家の安全が脅かされることがないならば、政府は何よりも極めて残酷な暴力によって抵抗を圧殺しようとするだろう。しかし事実アメリカでは、ますます多くの人間が一部のアメリカの国家権力者とその追随者たちの戦争扇動の策謀に抵抗しており、理性的な人間や平和愛好者に連なる著名人や影響力のある人物が次第に増えているのである。

 どんな兵器を使用するかに関わらず、すべての戦争で自然も被害を被る。森林、草原、原野、低湿地、さらには全地帯、そして小川やその他の河川が汚染されたり破壊されたりし、そしてまたこの地域の多種多様な動物も駆逐され、殺され、あるいは完全に根絶やしにされ、数千、数万あるいは数百万もの人間が大量に殺され、殺害される。これに対して自然や惑星は、これらすべての生物は何ができるだろうか。これに対して平和と愛と自由を渇望する数十億の人間は何ができるだろうか。それらはなんのために死ななければならなかったのか。それらはどんな犯罪を犯したというのか。すべての成果や進歩、その他人間が作り上げたすべてのもののためでないとするならば、少なくとも人間自身のために、動物やその他すべての生命形態のため、自然のため、惑星地球の存続のためにあらゆる戦争を回避すべきである。

 上に述べた言葉が広範な反響を呼び、世界中の人間と政府が理性的になることを期待するほかはない。それには、自分自身に対する責任、国土、全環境、そして言うまでもなく我々人間が生きている惑星地球自体に対する責任を必要とする。すべての人間は次のことを自覚せよ。「我々には自分たちが生きているこの1つの地球しかないのだ!」もし我々が地球を破滅させたならば、我々は我々の生存圏とこの上なく美しい故郷の世界だけでなく、我々自身をも破滅させるのである。

M.A.S.(スイス)のコンセプト / 編集ビリー

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とんでもない嘲り

 しょっちゅうテレビで見たり、新聞で読んだりすることだが、アメリカでは全生徒の約90パーセントが毎朝授業が始まる前にお祈りをしなければならない。しかもこれらアメリカのさまざまな学年の生徒たちは、バネが狂って、戦争扇動的で、無責任で、世界中で馬鹿、間抜けと罵られているジョージ W.ブッシュ大統領への歓呼と忠誠も誓わせられているのだ。これには本当に呆れ、我慢がならない。どうしてアメリカ国民、わけてもアメリカの児童の両親たちは、そのようなやり方で自分たちの子供が最悪の統治能力しかない、人命を蔑視する奴に忠誠を誓うようなことを許すことができるのだろうか。それは人類および法と正義に対するとんでもない嘲りである。私の意見では、ブッシュは人命に関する彼の残忍な姿勢のゆえに弾丸1発分の火薬にも値せず、解任されて厳しい強制労働収容所に生涯追放されるべきだ。

 しかしジョージ W.ブッシュのほかにも無責任な人間や自制心を失った輩が、人間の血で手を汚した無道で凶悪な国家権力者やテロリストの舞台の上にいる。ごく一例を挙げると、イスラエルのアリエル・シャロン、パレスチナのヤシル・アラファト、イラクのサダム・フセイン、アフガニスタンとパキスタンの国境地域に潜伏しているオサマ・ビン・ラディン、イギリスのトニー・ブレア、その他いろいろな国の幾多の臆病者と人殺しである。彼らは皆ある共通点を持っている。それは全員が目がくらんだ権力亡者、殺人者、犯罪者、破廉恥漢、独善者、誇大妄想狂、無責任者で、罪もなく殺戮された何千、いや何百万もの死体の上を進むということである。しかし彼らはアメリカの最高権力者ブッシュとその追従者や手先と違って、自分たちのテロに限られている。つまり、彼らはテロを単独行動で自国内か、または散発的に外国でやれるにすぎないのである。単独行動はしばしば自殺攻撃によって頂点に達する。これは普通イスラム教の聖戦気違いの間に見られるが、彼らは自分の体に爆薬を詰め込んで敵の領域で爆発させ、無実の人間を死の道連れにする。そして彼らが爆薬に点火して「アラーは偉大なり」と叫ぶときに、彼らの狂信主義も全面的に破裂するのである。これらの自殺攻撃者は本当は虐げられた哀れな犬であり、首領に洗脳されて自分の意志がなくなり、自殺すれば英雄となって「アラーの楽園」に行くことが保証される、などという浅はかな約束で狂信主義と自殺へと駆り立てられるのだ。そこには乳と蜜が流れていて、幾多の無垢な乙女が、爆音と煙とともにこの世を去った自殺攻撃者にものにされるのを待ち侘びているという。そんな戯言を信じるとは、そしてまた本当に自爆するとは、人間というものはなんと馬鹿で愚かなものであろうか。

 凶悪な統治者の無責任連中は、自殺攻撃者や正真正銘のテロリストより少しもましではない。事実、彼らもテロを実行し、贖われない最悪の戦争犯罪を犯すが、そのために訴えられることさえない。なぜなら、彼らはその血まみれの手に権力を握っているからだ。これはブッシュとシャロンだけでなく、フセインとアラファトにも当てはまる。そしてこれら下賎な連中が無実の人間を大量に虐殺および殺害したり、あるいはその手先や追跡者に殺害させるということはひとまず度外視しても、彼らは女や子供や男、さらには2歳か3歳の幼児をも、彼らの血に飢えた狂信的で卑劣な目的のために悪用し、洗脳を施して政治的および宗教的な狂信者に仕立て上げることさえ厭わないのである。そうしたことはイスラエルとパレスチナだけでなく、イラクやアメリカ、さらに実際には無責任者、犯罪者、権力亡者、独善者、そしてみずからを神格化するとんでもない輩が政権の座に就いている、地球のすべての国々で行われているのである。バグダッドで子供たちが自分たちの独裁者に忠誠を誓うよう強制され、調教されているとすれば、同様のことがアメリカでも行われている。実際、アメリカでそのうち子供たちがこんな祈祷歌を歌うようになったとしても私は驚かないだろう。「親愛なるショルシュリ W.ブッシュ、天の父なる神の御許ヘあなたと共に行けるように私を敬虔にしたまえ。」そして同じようにサダム・フセインを信仰しているイラクの子供たちがこれに加わり、悪魔が放たれてブッシュが犯罪的にも新たな対イラク戦争を始め、大人と同様に子供たちが殺されると、まもなくイラクの幼いサダム・フセイン石油王子と、アメリカの幼いショルシュリ W.ブッシュ・リトルカウボーイとが神・アラーの天国で出会うだろう。そのとき罪もなく殺害された子供たちは、この地球の世界ではなく、天国で互いに平和を結ぶことができるだろう。そしてこうしたすべてのことは、ただ1人の狂人が世界を見下し、自分がひっきりなしに呼びかけている神よりも何が正当で何が不当であるかをよく知っているせいなのである。この気違いがなおも偽善的に手を合わせ、自分の神に祈るとき、彼がつぶやくのは間違いなく次のような嘲りの言葉だけであろう。「神よ、私があなたよりも強大で、この宇宙で唯一の義人であり、この世界を支配して、私の前に立ち塞がる人間、そして私にとって煩わしい害虫でしかなく私の思いどおりにならない人間をすべて根絶やしにできるほど強力であることをあなたに感謝します。」

ビリー

 

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