活動紹介 >> FIGU特別公報
>> 『FIGU特別公報』第6号(速報版)
FIGU特別公報第6号
2003年4月2日の会見記録抜粋
尊敬するビリー・マイヤーさん
体験報告−UFO目撃と爆撃機の領空通過によるスイスの中立侵害
この体験の追記
FIGU特別公報第6号
イラク戦争もしくは第二次湾岸戦争およびこれに関するアメリカの策謀について、今一度特別公報を刊行してもらえないかという問い合わせが、世界中から数多く寄せられている。私としては喜んでこの要望に応えたいが、今回は公報の読者に発言してもらい、私自身は特別なことを若干述べる他は、2003年4月2日に行われたクウェッツァルとの会見の内容を掲載するにとどめたい。
私の特別公報に関心を寄せてくれたこと、その内容に賛同を表明してくれたこと、そして私があらゆる点で自分のすべての仕事を継続することを鼓舞してくれたことに対して、この機会に全読者に心から感謝したい。これに関連して私に寄せられたすべての書状、電話、Eメールおよびファックスは、私のしている仕事が無駄骨ではなく大いに成果があったこと、そして人生の正しい道を歩んでいるか、少なくともそうしようと思っている同志が世界中にいることを証明している。そのようなことは特に今日の時代においては非常に希有であり、それゆえ特別価値のあることであって、非常に喜ばしい。残念なことに世界中にいる誠実な者や責任感のある者が、権力欲に駆られた無責任な国家権力者や、これらに考えもなしに唯々諾々と従う下賎で卑屈な連中に何かを伝えたり、届けたりすることはほとんどできない。したがって、個々人がそれぞれ理性と人間性を働かせ、責任を発揮して各々の最善を尽くし、互いに啓発しながら志を同じくする者を見つけていくことが必要である。そしてこれらの同志もまた同じような動きをして新しい同志を見つける。こうして雪だるま方式で全体数が増えて勢力を増し、独善的で、復讐欲に駆られ、戦争扇動的で、何千という人間を殺す罪ある国家権力者とその追従者たちを権力の座から追い落とすのに十分な力を持つのである。というのは、地球人がいよいよ正しく考えるようになり、その理性と判断力、そして人間性と愛の力を発揮し、そうして強力に団結して初めて、この地球上に真の平和と自由と調和が訪れることができるのである。しかしこのためには、罪ある国家権力者や、彼らに右へならえのおべっか使いどもを解任して生涯追放し、彼らが二度と権力を行使したり、災厄をもたらしたりできなくなることが前提条件である。しかしそのためにはまた、地球の人類全体がついに理性に目覚めて団結し、責任感があり、誠実で、義務意識を持ち、謙虚で、野心的でない正直な人間に統治させ、そして彼らが国民と生命の福祉のためのみに働くことが必要である。そのようにしなければ、無責任で、独善的で、復讐欲に駆られた残忍な罪ある国家権力者がいつまでも地球上でのさばることになろう。それゆえ、正しいことをなし、政権の座にある罪ある者やその愚かしい同調者の際限のない権力欲と精神錯乱を阻止するのは、地球のすべての国民の理性にかかっている。
ビリー
ページのトップへ
2003年4月2日の会見記録抜粋
ビリー
イラク戦争のことだが。この戦争がいつ終わり、どんな結果になるかわかっているかい。これについて未来透視か確率計算によって、何らかの情報を得てはいないかね。
クウェッツァル
未来透視によれば、サダム・フセインの独裁政権は公式には4月9日、アメリカ軍がイラクの首都バグダッドに進攻し、これを占領したときに崩壊するであろう。ただし非公式には、アメリカ軍がバグダッドを占領する前にすでに政権崩壊は始まる。しかし、だからと言って戦争が最終的に終結するということではない。というのも、バグダッドの都市部や、その他いろいろな都市では、アメリカ軍とイギリス軍が完全に制圧するまでは、引き続き戦闘が行われるからである。アメリカ軍もイギリス軍も、イラク国民は喜んで自分たちを心から歓迎していると、思い違いをするだろう。それが思い違いではないことを証明するというようなシーンは単なるでっちあげにすぎないか、あるいはイラク市民の相反する気持ちに起因するものである。すなわち、彼らは最初こそサダム・フセイン政権が消滅したことを喜ぶのであるが、その一方でアメリカ軍とイギリス軍が自国を支配下に置くことに対して懸念を抱いているのである。イラク人の大部分はアメリカやイギリスの干渉から自由でありたいと思っているから、すぐにも大きな暴動が発生するだろう。特にイスラム教シーア派は発言力を増すだろう。彼らはアメリカとイギリスの犯罪的な戦争により、数十年間にわたって自分たちを抑圧してきた残忍なサダム・フセインの専制からまもなく解放されるだろう。が、イラク国民は自分の国が外国の勢力によって支配されるのを甘受しないだろう。ことにイラクに原理主義思想に基づく神の国を実現しようとしているシーア派はそうである。彼らのいう神の国は、ペルシャもしくはイランで、またアフガニスタンではタリバンによって作られ、国民に言語を絶する苦しみをもたらした国家と類似している。したがってイラク国民の間でアメリカ軍とイギリス軍に対する抵抗が起こるだろう。それはアメリカやイギリスが予期しなかったことであり、彼らは多くの困難や災厄に直面することになるだろう。イラク人テロリストによる解放組織が生まれ、占領軍と対決するだろう。そして実際にシーア派が権力の座について、イスラム原理主義の指導者(ムラー)たちが力を振るうようになるが、それはまたもや独裁と変わらなくなるだろう。全状況が最後にどのようになるか、我々はまだ究明していないので、それについてはまだ言うことができない。しかし、いずれにせよイラク国民の抵抗が再び占領軍を刺激し、それが原因となって非常に険悪で不穏な騒ぎを招き、イラク人と占領軍の間に多数の死者を出す恐れがある。さらにまたアメリカもイラク以外の国々、とりわけシリアなどを恫喝するだろう。なぜなら、アメリカはますます公然と世界支配の作戦行動を実行に移すからである。その結果、多くの地域、とりわけイスラム諸国で流血の惨事が発生し、なかでもアラブ人が最も多く殺されるだろう。
ビリー 人類に対する犯罪者であるアメリカ大統領ジョージ W.ブッシュと、彼にへつらうイギリスのトニー・ブレア、および彼らとともに戦争の雄叫びを上げている連中は、イラクは大量破壊兵器を所有していると嘘の主張をした。しかしその事実は証明されなかった。そこでアメリカは兵器がイラクにあるのは間違いないが、まだ発見されていないだけだなどと言って、正当化しようとしているのである。それゆえ、米軍はそれらの大量破壊兵器を発見するために、こんどは約1000人のアメリカ人軍事専門家を兵器査察官としてイラクに送り込もうとしている。
クウェッツァル
しかし彼らは兵器を発見できない。なぜなら、それらは第一次湾岸戦争以来もはや存在していないからだ。
ビリー
私はアメリカ人というものをよく知っている。といっても私が言うのは善良で誠実なアメリカ市民ではなく、政府、軍隊およびそれに同調する市民の、戦争犯罪や人類に対する犯罪を犯している分子のことである。彼らはそれでもイラクに大量破壊兵器を発見するだろう。しかしそれらの兵器はもともとイラクのものではなく、米軍が破廉恥にも密かにイラク国内に持ち込み、そしてそれらを発見したと言い触らし、自分たちの残忍で犯罪的な戦争が正当なものだったと主張しようとしているのだ。もしやむを得なければ彼らは間違いなく虚言を弄し、アメリカ軍によって逮捕されたサダムの家臣が、大量破壊兵器の隠し場所を白状したなどと主張するだろう。戦争と復讐と報復を、そして死と悪魔を求めて吠え、密かにあらゆる残忍な手段を弄して世界支配を追い求める、無責任なアメリカ人の卑劣な策謀を知っているなら、人はそれこそ第二次湾岸戦争もしくはイラク戦争を正当化するために彼らが次に取る道だと言うだろう。昔からアメリカ人は自己正当化を得意としてきた。彼らはその自己正当化によってインディアンを殺掠し、あるいはアフリカの黒人を誘拐して、冷酷にも奴隷にして虐待し、ときには全身にタールを塗り付けて羽毛で覆ったりしたあげく、ありとあらゆる方法で残酷にも殺害したのである。このことは世界中の誰も、あるいはごく少数の者しか考えない。それどころかまったく正反対に、非常に多くの親米派は卑屈にもアメリカ合衆国の尻にもぐり込み、法や人間性にいかなる価値も認めないすべての無責任な人間から漂うひどい悪臭も気にかけない。それどころか彼らは、イスラエルとパレスチナの人類犯罪者とその残忍な行為をも是認しているように、あらゆる残忍で犯罪的な策謀を肯定するのである。そして他ならぬアメリカ自身が、極めて殺傷力の強い大量破壊兵器を最も大量に所有している地球上の強国なのである。アメリカはそれらの兵器の力によって他のすべての国々に戦争をしかけて占領下に置き、徹底的に隷属させるのである。もし従わなければ、情け容赦なく殺されるだけである。こうしてアメリカは着実に世界制覇を進めているが、世界中のすべての国民はこれをなすすべもなく傍観するか、尻から悪臭を漂わせるアメリカにへつらうのである。それが見えない者、認識できない者、あるいは手をこまねいて見ているだけの者、さらにまた犯罪的な行為に手を貸す者は、本当の真実を認識することができず、頭が空っぽで、主体性がなく、無関心であるか、それとも自ら犯罪的に考え、感じ、そして行動する。しかしその責任を自覚する者は、真実と向き合い、真実を公言して、真の平和と自由、人間性と愛にも、また個々人と人類全体の安寧にも微塵の価値も認めない権力者が現になしている害悪や、犯罪や、残忍な策謀に立ち向かわなければならない。そして、このように行動することは、狂人や半狂人が言っているのとは違って、政治とはまったく関係ない。なぜなら、そうした行為全体が、まさしく生命および自分自身、そしてすべての同胞に対する責任を自覚している、あらゆる人間の義務以外の何ものでもないからである。しかし、このことを理解できないか、理解しようとしない者は、愚かな馬鹿者であり、本当の愛や真の自由と平和、調和を追求する、責任感あるすべての人間を犠牲にして生きるに値しないのである。
クウェッツァル
大量破壊兵器を密かに持ち込むことに関する君の懸念は、残念ながら否定できない。それ以下の君の言明も、この点に関して非常に正確に真実を突いている。しかし、理性が欠如した大部分の地球人は、君にその理性の真実の言葉に感謝することはないだろう。理性を大切にするごく少数の人間だけが、君の言葉を評価することができるだろう。
ビリー
君が取り上げたイラクでの略奪についても、私は略奪はイラク人だけがやったのではなく、アメリカ軍に属する者も加わると見ている。彼らは特にイラクのかけがえのない文化財だけをねらってアメリカかどこかへ高く売りつけるだろう。
クウェッツァル
君の推測どおりだ。というのは、戦争が始まった直後からアメリカ軍とイギリス軍の兵士によってそのような策謀が行われるが、それはもちろん秘密にされる。
ページのトップへ
尊敬するビリー・マイヤーさん
私はあなたがウェブサイトで発表しているものは全部、そしてもちろん特別公報も、高い関心と大いなる驚きをもって読んでいます。あなたの率直な言葉と勇気は私を驚嘆させます。というのも、それによってあなたが正当にも糾弾している、すべての悪意ある犯罪的な連中から敵対視されることは明らかだからです。私が言っているのは、とりわけ我が国の大統領ジョージ・ウォーカー・ブッシュと、彼に忠実なすべての家来や、彼に賛同したり、協力したりするすべてのおべっか使いのことです。
正直に告白すると、私は自分がアメリカ国籍であることが恥ずかしい。私が個人的に知っている多くのアメリカ人もそうです。それは、私たちが戦争と権力、憎しみと利益だけを求め、人間の命や平和や自由というものがおよそ意味を持たない指導者に統治されているからです。私たちの政府は残虐な独裁であり、サダム・フセイン政権と変わりません。アメリカでは司法や刑罰およびまた利潤欲の点で、私の知る限り他国に例を見ないほど非人間性と不正に支配されています。私は72年前に生まれ、ドイツで育ったアメリカ人女性として、世界中いろいろな国に行ったので、アメリカの状況が実際にどうであるか判断できるのです。というのも、私は51年間フリーのジャーナリストとして生活しているからです。
ありとあらゆる戦争犯罪、政治犯罪、スパイ犯罪、宗教セクト犯罪、経済犯罪、そしてインディアンや奴隷に対して犯した犯罪、さらにまた非常に疑わしく不正な死刑判決や裁判上の争いにおける厚顔無恥な補償請求などを見るならば、アメリカは文字通りこの惑星に存在する恥さらしです。私があなたの語彙を用い、同じ調子で書いていることをお許しください。でも、これはあらゆる点で無関心な人間に理解される唯一の方法であると思います。彼らは、破廉恥で犯罪的な政府や、それと同類の無頼漢たちにあえて反対の声を上げて、その台座から引きずり降ろそうとはしません。同じことはあらゆる種類の公的なメディアにも言えます。彼らは臆病にも黙り込んで、真実を公然と語ろうとはしません。普通の主体性のない一般市民のように、彼らもまた統治者や政治家、大統領やその他の国家官僚や独裁者を恐れています。こうした連中は下劣で無責任にも、そして犯罪的で独善的で残忍にもその権力を濫用し、自分たちの復讐欲と利潤欲を満足させ、たとえ自らは殺人や虐殺に手を汚さなくとも良心のない手下に拷問させたり、女性や子供たちでさえも残酷に殺害させたりしているのです。
世界中の国民の多くも、特にここアメリカでは論理的、理性的、そして公正に、揺らぐことのない確固たる意見を形成し、それを主張するほど十分に成長していません。どこかで戦争が告知されると至る所で、ここアメリカでも、平和行進や平和デモが行われます。しかしいったん軍隊が戦争に駆り出されて異国で戦うとなると、平和主義者の多くは再び意見を変え、破廉恥な主戦論者や戦争挑発者、戦争遂行者や戦闘部隊にご立派にも味方して、彼らに勇気を与えたり、彼らを正当化したりしなければならず、また公然と殺人や殺害や破壊をすることが許されると信じるのです。そして戦争で勝利を収めようものなら(勝利というのはいつの場合も疑わしい性格のものですが)、平和デモ参加者の大多数は寝返って、殺人部隊と犯罪的な統治者を賛美するのです。そして彼らがかつてのありとあらゆる新興宗教家のように、殺人を命じたり実行したりする者たちに対して「ホサナ」や「殺人と殺戮に称えあれ」と叫ばないとしたら、それは奇跡としか言いようがないでしょう。
ここで疑いようのないのは、平和と自由を支持し、戦争に反対してデモをする多くの者が、大勢と一緒でないと声を出すことができないほら吹き以外の何者でもないということです。それというのも、その場合には彼らは自分の発言に対して責任を負う必要がないからです。彼らは単独で他のすべての犯罪的で破廉恥で無責任な国家や政治や軍隊および諜報活動の権力者に対して発言しなければならないような状況になると、臆病にも姿をくらましてしまうのです。ビリー・マイヤーさん、だからこそ私は率直に、容赦なく、そして断固としてご自分の意見や言葉を述べるあなたの行為を称賛するのです。私はそれらは絶対に正しいと思いますし、またあなたは決して逃げようとはしません。あなたが公表したように、たとえ脅されたり、命を狙われたりしてもです。引き続き同じスタイルを貫いてください。それによってあなたは善いことをし、多くの疑い深い人を熟慮させることになるからです。もっと長生きして、あなたの偉大な知識を人々に伝えてください。というのも人々は今それをかつてないほど必要としているからです。あなたはとても利口で賢い人間です。だから人々はあなたの言うことに耳を傾けるべきでしょう。そうすれば、本当の平和と、そしてすべての人間の全面的な自由に向かって大きな一歩を踏み出すことができるでしょう。私はあなたが自分に危害を加えようとしている卑劣な連中のことを少しも恐れていないことを知っています。なぜなら、あなたは彼らについて真実を語っているからです。とは言え、いつも極めて慎重に振る舞うようお願いします。邪悪な人間や嘘つきは、あなたが自分たちに関する真実を広めるのを好まないからです。では、畏怖と尊敬の念を抱きつつ、健康で長生きされ、ますます発展されることをお祈りし、心からなるご挨拶を送ります。
アマベル・マッキンレー(アメリカ)、2003年4月21日
ページのトップへ
体験報告 UFO目撃と爆撃機の領空通過によるスイスの中立侵害
2003年4月4日金曜日と4月5日土曜日、夜間監視所で私達は次のことを体験した。
最初にカリーンが0時30分と0時32分の間に、未知の飛行物体を目撃した。それはセンター敷地の後方駐車場から、星の明るい夜空にはっきりと見えた。
その未知の飛行物体は赤みを帯びた金色に輝き、澄んだ夜空に最大の星よりも少し大きい光を放った。それは動きが非常に遅く、低空を浮遊するように進み、軽く跳びはねるような動きを3回見せた。こうしたすべてのことは物体の色と大きさ、加えて飛行高度が低いということだけでも非常に印象的であった。その物体はカリーンを非常に喜ばせ、また心を和ませた。それは私がその直後に体験したこととは違っていた。
3時10分を少し回った頃、コンピューター室の外側のドアを閉めたとき、低音のブーンという連続音がかすかに聞こえたので立ち止まった。それが上空から聞こえるものであることは間違いなかった。その音は次第に明瞭になり、ついにはものすごく大きく響き、反響と振動ですべてが揺れた。家も床も、コンピューター室のドアも外張りの板もすべてのものが非常に激しく揺れた。 私はどういうわけかふとB52爆撃機だと思った。それはおそらくイギリスからイラクに向かって、今まさにそこで吹き荒れている戦争のために飛んでいるのであろう。私がそれまでに経験した飛行機の騒音や故障などとは違い、このブーンという音は極めて不快で、威嚇的で、私の中に無力感を生み出した。そのとき私は両親のこと、そして彼らが第二次世界大戦中、いわゆる「空飛ぶ要塞」がベルリンなどを破壊したときに体験した爆撃機の話を思い出した。また私は、動くものなら何でも、たとえば民間人や負傷者がいっぱい乗った列車さえも襲撃した無数の戦闘爆撃機、いわゆる「ヤーボ」のことも思い出した。列車は夜間は明かりを消してどこかにじっと停車し、幸運にも無事すべてが過ぎ去るのを待つしかなかったのである。 その直後に台所に行ったら、同時にビリーも別のドアから入ってきた。すぐに彼は、家の外の敷地に立っていて何かを見たと言った。その説明によると、3時10分頃、星の明るい空を観察しているとき、彼もまたブーンという低い音を聞き、空気が振動するのを感じた。そのとき彼はB52の全編隊が北西から南東に向かって飛んで行くのを非常にはっきり見た。なぜなら、飛行機は明るい星空に暗い影となって映り、しかも列をなして星を覆い隠したと思うと、飛行機がすばやく通り過ぎるたびに再び星が姿を現したからである。そして我々2人は、それはB52爆撃機を使った「ならず者」たちに違いないと考えた。彼らはイギリスを離陸してイラクに飛び、そこですべてを爆撃して破壊し、そして罪のない多くの人々を殺すのである。それは戦争を遂行する軍用機がスイス(オーストリアも)の領空を飛行するのは禁止されているにもかかわらず、傲慢にも国土(オーストリアも)の上空を飛ぶアメリカ人とイギリス人に違いない。しかも彼らは全く邪魔されることもなかった。なぜなら、本来ならば防空任務により、少なくともこれらの爆撃機をスイス領空から出るまで追尾すべきであるはずのスイス空軍の迎撃戦闘機は、姿も見えなければ音も聞こえなかったからである。
その後、戦争が終結したために、スイス政府の見解は変わった。飛行禁止は解除され、イギリスとアメリカの戦争を遂行する軍隊は、人道支援の目的で領空を通過できるようになったのである。
カリーン・ヴァレン、クリスティアン・クルコヴスキー(スイス)
ページのトップへ
この体験の追記
カリーン・ヴァレン、クリスティアン・クルコヴスキーおよび私ビリーは、アメリカとイギリスのB52爆撃機が戦争遂行のためにスイス領空を通過するのを目撃した唯一の証人ではない。しかしスイス空軍の責任者は、スイス政府全体と同様、この事実を躍起になって否定している。連邦議会と政治家、およびスイス空軍とスカイガイドの責任者は、アメリカとイギリスの飛行機が領空を通過したことは否定しないが、それは負傷者と医薬品を積んだ飛行機にすぎなかったと主張する。しかし援助物資や負傷者を輸送する飛行機が大編隊で飛ぶことはあり得ない。これについて、次に掲げる2003年4月28日付けブリック紙の記事を参照されたい。
連合軍 スイス上空を飛ぶ
ベルン発:イラク戦争中にアメリカとイギリスの飛行機が133回スイス上空を飛んだと、日曜版ブリックは報じている。スカイガイドの広報担当者であるローズマリー・ロツェッターによれば、援助物資か負傷者を輸送するための飛行であったという。
2003年4月28日付けブリック紙(チューリッヒ)
この話は大いに怪しい。スイスやオーストリアの市民は間違いなく、物資や負傷者の輸送機と黒い爆撃機を区別できるからである。しかし、為政者というものは市民を馬鹿にし、所詮はとことん騙すことのできる愚民であると思っている。それが事実であることは、アメリカ軍とイギリス軍が戦争遂行のためにスイス(とオーストリア)の領空を飛行することを黙認し、それに対して何の措置も講じなかったことによっても証明される。(人は以前やったように再び私の名前を情報処理カードに記載し、スパイを差し向けて私につきまとわせ、私があえて真実を公然と語るという理由で、ナンセンスにも私を「国家にとって危険な人物」と推測するかもしれない。実際にそれは親愛な同胞およびカポ(州警察)やブポ(連邦警察)によって行われたが、このことを私に書面で送られてきた情報処理カードによっていつでも証明できる。私はそのコピーを手元に持っているが、オリジナルは信頼できる友人たちに安全な場所に保管してもらっている。)
テレビではよくスイス空軍の将校が、もし外国の戦闘機がスイス領空に侵入したら、空軍が緊急発進して戦闘機を国境まで追尾すると説明している。だが、相応の武装もせずにそんなことをやろうというのは笑止千万だ。ましてや外国の戦闘機を強制着陸させて押収し、乗組員を拘束することはしない。その理由はおそらく責任者がもともと臆病だということに加えて、アメリカとイギリスの制裁を恐れているためであろう。というのもこれらの戦争国家は不当にスイス領空を通過したからといって、アメリカとの汚いゲームが駄目になることはないだろうとたかをくくっているからだ。つまるところスイスの一番の思惑もそこにある。というのも、スイスはあらゆる下劣な手段を使って強行されるアメリカとの取引きに深く巻き込まれているからだ。それも、アメリカとイギリスが爆弾を満載したB52爆撃機によってスイスの中立を損ねることを黙認するほどに。すなわち、アメリカは演習や実験のターゲットに利用するために、スイスからいろいろな型の古い戦闘機をそれぞれ2500万USドルまたはスイスフランで買い取っているのである。
さて、猛烈に抗議すべきすべての事柄や策謀について、言うべきことはたくさんあるが、そんなことをしても、ライン川に水を注ぐようなものだろう。しかし次の2つのことだけは言っておきたい。すなわち、とりわけアメリカは、ある国が領空権を持っているか、いないかなど少しも気にかけないということだ。アメリカは、たとえ許可がなくてもやる。というのもアメリカの権力者とその手先や、彼らに媚びへつらうおべっか使いたちは、他国の法令など全くお構いなしで、調印した条約もはばかるところなく破り、彼らが占領した地域では略奪やリンチを許し、自分たちも賛成して調印した所定の戦争秩序をいっさい守ることはないのである。アメリカは自分だけのことしか考えず、他の世界のことは気にもとめない。ジュネーブ協定だのなんだのは、アメリカにとってどうでもいい。というのも、アメリカは自らを支配者かつ世界の警察として、さらには世界と宇宙の神と感じているからだ。アメリカの戦争犯罪的な策謀に同調して一緒に吠えようとしない者、同じ考え方をしない者、そしてアメリカの悪臭漂う尻の穴にもぐろうとしない者は、敵とみなされる。しかしまた、自分たちの政府とその薄汚い同調者の堕落した行動に反対する誠実なアメリカ人も同様に扱われる。誠実で、立派で、正直な多くのアメリカ人は、精神科病棟に送られたり、牢獄に閉じ込められたり、テロや肉体的拷問を受けたり、不慮の事故や奇病で死んだり、あるいは世界中から呼ばれた殺し屋によってあっさり片付けられたりする。そのうえ、思慮深く責任感のある人間は沈黙せざるを得ない。さもないと同じことが彼らの身に降りかかる恐れがあるからだ。しかもそれはアメリカだけではなく、スイスやドイツ、その他世界中どこでも起こり得る。これにかけて、アメリカの復讐の手はどこまでも届くからだ。これに疑わしいことこの上ないアメリカの司法も加担する。それはヨーロッパにまで爪を伸ばし、とりわけスイスとドイツの裁判権を濫用して法の名において不当な判決を下す。我々もその手から逃れきることはできまい。だから私は自分の率直な発言に対して、アメリカの要請で裁判所に召喚されることを覚悟しなければならない。それは、スイスで分別のない大多数のスイス国民によって人種差別法が採択され施行されて以来、非常に迅速に行えるようになった。この法律はスイス国民が率直な言葉を発するのを禁止しており、守らなければ法律違反の廉で罰せられる。我々のスイスは今後どうなるのか。スイスの自由と、スイスの中立の維持のために戦い血を流した我々の先祖は、自分たちの連邦祖国の現状を知ったら、きっと草葉の陰で嘆き悲しむことだろう。すなわち、国を裏切り、EUとNATOにすりよってその加盟国となり、そしていつの日か中立性を失うことは避けられないだろう。このゲームに国連も加わったが、それ自体すでに中立の放棄を意味する。というのは、国連において1票持つだけで、またいずれかの大国が他国を攻撃して占領すべきかを決定できることでさえ、中立に対する重大な侵害を意味するからである。たとえサダム・フセインのような独裁者や、その他の暴君が画面から消え、それが戦争で攻撃した結果によるものだとしてもである。
責任感のある人々が物事の根本的な真実を公にするのを、愚かしく粗野な言辞で禁じようとする三文文士、知ったかぶり屋、難癖屋、そして批評家がいる。未熟な人間(それとも単なる馬鹿者、愚か者、臆病者、あるいは偽善者?)は、それらの人々を「突如政治に鞍替えした」と罵り、歪んだ目で見ることが必要だと思っている。しかもその理由は、責任感のある人々が彼らの人間および市民としての義務を果たし、率直な言葉で真実を語り、それによって悪を弾劾するからにすぎないのである。人間および市民としての義務を果たすこと、真実を必要な事実と率直な言葉で語ること、同胞や仲間に本当の真実について啓蒙すること、それは政治とはまったく関係ない。政治とはまったく別のものであり、ギリシャ語の語源が示すように「国家管理の技術」である。しかし国家管理とは、特定の、特に国の領土内で特定の目標を遂行することを目指している。これには公共生活の形成、これに必要な秩序の創出、それに伴う人間の行動指針、それも個人だけでなく、組織、団体、グループ、学校、党派、階級もしくは社会的階層、政府およびその議会や委員会などに関する指針も含まれる。政治は常に利害関係に基づく闘争的な性格を持っている。いわゆる民主主義体制において、政治は最終的には有権者および当事者の多数によって信認される。全体的な体制としての政治は支配的なイデオロギーから生じるが、この体制は完全に独裁的であるか、哲学的であるか、擬似国家的であるか、あるいは完全に宗派的であるか、宗教的、その他いろいろなものであり得る。
古代および中世では、政治は共同体の正しい秩序に関する規範とされていた。近代の自然法の理論を見れば、政治は共同体の幸福という現世の目標を追求する行為に基づいていることは明らかである。政治とはつまるところ、国家、したがって市民および国民の利益を実現し、これを維持するように働く機構である。そしてこのような形で政治とかかわり、仕事をする者だけが、政治活動を行うと言えるのである。しかし悪害を指摘し、政府と政治家、国家権力者とその手先が権力を濫用していること、そしておべっか使いやその他の害虫どもが彼らの尻の中にもぐりこんで糞まみれになってまで、罪ある者に対して柔順ぶりを発揮していることについて率直に発言することは政治とは関係なく、ひとえに生命と全人類に対する義務と責務を果たすものである。このことを理解しない者は、その声を大にして発言すべきではない。なぜならば、それは上述した真実を理解しないことは、とんでもない愚かさと知性の欠如、そして原始林に住む最後の猿でさえそれを聞いただけで叫喚痙攣を起こして、発狂するほどの無分別が支配していることを証明するものだからである。
ビリー
『FIGU特別公報』第6号 PDFファイルのダウンロードページ
|